ロングゲーム / ドリー・クラーク(2022)

・成功に至る道のりをロングゲームと呼び、その必勝パターンを教えてくれます。目先の利益や誘惑に負けず、価値ある将来の目標に向かって戦略的な努力を続ければ、ほとんどの夢が手に入るようです。さあ、一緒にロングゲームのスターラインに立ちましょう。

ロングゲーム / ドリー・クラーク(2022

・余白をつくる

 すでに満杯のコップには、それ以上液体を注ぐことができません。自分の時間とエネルギーを賢く使うにはある程度の「余白」が必要なのです。キャリアの初期なら、依頼や要求にできるだけ応えるのは正しい選択でしょう。しかしキャリアを重ね、忙しくなってきたら「ノー」という回数を増やす必要があります。自分が本当にやりたいことにだけ「イエス」と言いましょう。何かで優れた結果を獲得するには、何かを捨てなければなりません。その選択を避けていると平凡な結果しか得られません。

・探してから集中する

 現代社会では、稼げるキャリア(お金の最適化)を選ぶことが優先されます。それよりも、やりがいのある仕事(興味の最適化)を選びましょう。自分の興味が分からない人は、「今取り組んでいることで、一番楽しいのは何だろう?」「自分はどんな人間になりたいのだろう?」と自分の胸に聞きましょう。

自分の持ち時間の20%を新しい分野に投資しましょう。そして、短期間での成果を求めず、10年単位で考えましょう。先を急がず、壁や障害にぶつかってもあきらめずに進み続ければ、大きな成果が得られるでしょう。

探すモードと集中モードを意識的に使い分けましょう。「探すモード」では顔を上げ、新しい人脈や新しいチャンスを探す。「集中モード」の時は、下を向き目の前のことに全集中するのです。キャリアの流れを波【①学ぶ、②創造する、③つながる、④収穫する】と捉えて、学ぶことをやめないことが大切です。

 レバレッジを効かせるためには、「自分の80%の成果を上げる20%の行動とは何か?」「自分はどんな未来を目指しているか?その未来から逆算すると今日は何をするべきか?」と考えると効果的です。

 ネットワークには、①短期、②長期、③無期限、3種類のネットワークがあります。深くかかわれるグループを見つけ、メンバーの力になって、強いつながりを築くのです。自分がどんな分野で貢献できるかを常に考えて行動しましょう。

・信念が力になる

 選択した分野で知られた存在になるには、2~3年はかかります。一流と認められるには、最低5年の努力が必要です。それでも、戦略的な努力を重ね、実力を高めて、何度も挑戦すれば、いつか必ず成功できるでしょう。

新しいアイデアやコンセプトは、まず小さく試してみる。うまくいかなくても失敗ではなく、実験であり、貴重な学びを得たことになります。成功の確率を上げるには、「開始日を決める」、「まわりを巻き込む」、方法が有効です。

 目標を小さく分割して成功体験を積み重ねていくと、前に進む勢いをつけられます。目標を達成するため、必要な時間を設定して、長い時間軸で計画を立て、その間の浮き沈みを耐え抜く覚悟を持ちましょう。

・ロングゲームをプレイするための3つのスキル

  • 独立心 : 他人の評価は気にせず、自分のヴィジョン(夢や目標)に忠実に生きる。自分の中に自分の評価基準を持つ。
  • 好奇心 : 自分の道を見つけるのは難しいが、そのために不可欠なのは好奇心である。
  • 立ち直る力(レジリンス) : 新しいことに挑戦して成功するのは容易ではない。偶然や運にも大きな影響を受ける。ロングゲームで必要なのは、うまくいかない時に立ち直る力(レジリンス)。

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