1分で話せ / 伊藤 羊一(2018)
・私たちが、人に話を伝える時、聞き手にある行動を促すために行います。提案や相談は、全てがプレゼンと言ってよいでしょう。プレゼン力を身につけて、日々の生活、ビジネスをスムーズに進めましょう。
1分で話せ / 伊藤 羊一(2018)
・プレゼンは、人に何かを伝え、理解してもらう、賛成してもらう、動いてもらう、ことがゴールとなります。聞き手の立場に立って、話す内容、言葉使い、話し方を作り上げていきましょう。
・伝えたい内容が決まったら、聞き手の論理(左脳)が納得するように、結論(主張)と根拠と事例のピラミッドをつくり、ロジカルなストーリーで伝えましょう。
・プレゼンのフレームワークは、以下のパターンが基本です。
・SDS:Summary(まとめ)-Detail(詳細)-Summary(まとめ)
・PREP:Point(主張)-Reason(根拠)-Example(例示)-Point(主張)
・PCSF:Problem(問題)―Change(変化)―Solution(解決策)―Future(未来)
・聞き手の感情(右脳)に響くように、自分の伝えたいストーリーやメッセージに合わせた演出が必要です。姿勢、身振り手振り、発声、間合い、視線など、相手に自分の思いが一番刺さるように、自分ができる全ての要素をフル活用して、相手にプレゼンを届けましょう。
・視線 :しっかりと聞き手を見る
・手振り:多少、動きを付ける
・声 :相手と対話をするように声を届ける
・間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く間をとる
・言葉もスライドもスッキリが基本です。文章は短く、言葉を少なくしましょう。
・聞き手にイメージを描かせるため、「想像してみて下さい。○○○○を・・・」など、呼び掛けてみましょう。
・自分がプレゼンで伝えたいことを、一言のキーワードで表現すると、聞き手の印象に残りやすくなります。
・さらに、メタ認知力を活用して自分の言動を改善しましょう。具体的には、話している自分と、聞いている相手のことを客観的に見るもう一人の自分を置くのです。相手が自分の話をどのように受け止めているか想像しながら、自分の言動を修正していくのです。
・人間は、基本的に変化を嫌がります。聞き手を自分が望む方向に動かすには、心の底から強く思うことを、情熱を持って自分の存在を掛けて語ることが必要です。
【まとめ】
・プレゼンは、人に動いてもらうために行います。聞き手の論理(左脳)と感情(右脳)に訴えましょう。聞き手に動いて欲しいことが決まったら、主張と根拠と事例でロジカルなストーリーを作ります。思いが伝わるように、視線、身振り手振り、発声、間合いまで考え抜いてプレゼンしましょう。皆さんの成功を期待しています。