GIVE & TAKE / アダム・グラント(2014)

私たちは、日々、たくさんの人たちと関わりながら生活しています。

困った人を助けてあげたり、逆に、助けてもらったり・・・

優しさや思いやりを与えたり、受け取ったりしながら、人間関係は構築されているのです。

GIVE & TAKE(与える人こそ成功する時代)/ アダム・グラント(2014

著者は、この世には、テイカー(受け取る人)、マッチャー(バランスとる人)、ギバー(与える人)の3タイプがいると説明します。

①テイカーは、自己中心の人で、与えるより多く受け取ろうとします。

②マッチャーは、自分と相手の両方を考える人で、与える分と受け取る分のバランスを取ります。

③ギバーは、相手を中心に考え、相手に与えることを優先します。

一見すると、テイカーが一番得をするようですが、そうではないと語ります。

この世の大多数であるマッチャーは、テイカーに対して不信感を持ち、ギバーには感謝の気持ちを持つのです。

ただし、ギバーには、「成功する他者志向ギバー」と「消耗する自己犠牲ギバー」の2タイプがいます。

自己犠牲ギバーにならないため、人を信用しすぎる、相手に共感しすぎる、臆病になりすぎる、この3つの罠に注意しましょう。また、相手がテイカーと気付いたら、こちらはマッチャー思考で自己防衛をしましょう。

他者思考ギバーは、人を助けることに生きがいを感じ、感謝されることに喜びを感じます。

まわりの人たちの信頼と尊敬を獲得して、長期的には成功するようです。

他者思考ギバーは、自分の思考、感情、ふるまいをコントロールするのが得意です。自分の思考を相手に合わせることもできるので、自分だけでなくグループ全体の利益や幸福に貢献することができるのです。

私たちも(3つの罠に注意しながら)他者志向ギバーを目指し、自分自身とまわりの人たちを幸福にできる人になりたいものですね。

自分だけではなくまわりの人も幸福にしたい方、本書を手に取って、他者思考のギバーについて学びませんか。

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