1つの習慣 / 横山 直宏(2025)
「楽しく幸せな人生」を選びませんか? 人生を楽しむことで、自分の才能を発揮して、大きな成果を出しましょう。
1つの習慣 / 横山 直宏(2025)
1.人生を楽しむと決める
「楽しむ人」は、物事に自発的に取り組み、良い成果が継続します。失敗しても、それは学びです。本気でやるから楽しくなり、楽しくなるから何でもできる、がんばる人は楽しい人に勝てません。
人生を本気で楽しむコツは、楽しみを意識的に探すこと、「やらされる」を「やりたい」に意識を変換して、小さな成功体験を積み重ねることです。人生100年時代を楽しむには、無理に拡大・成長を目指さないで、環境や周囲との調和を大切に、自分の価値観に合う選択をすることです。
「自分の価値観」を認識してそれに基づいて生きましょう。自分が心から楽しいと思うものを選ぶことで、決断が明確になり、元気が出てきて、困難を乗り越え易くなります。自分が尊敬する人物を分析すると、自分の価値観が分かります。
活動そのものを楽しむ「内発的動機付け」は、報酬や罰を回避する「外発的動機付け」よりも持続性が高く、成果を上げやすくなります。
2.パフォーマンスの最大化(フロー状態)
内発的動機付けを育てるには、自分の意志で選ぶ感覚、自分にはできる実感、人とつながっている実感が有効です。失敗は学びと捉えて、仕事をゲームのように楽しむ、仲間と喜びを共有することも良いでしょう。
「フロー状態(超集中状態)」は、自分の価値観に合った、心から楽しいと思える仕事を、楽しさとやりがいを感じながら、集中力を高めて取り組んでいる状態です。明確な目標、即時のフィードバック、チャレンジとスキルのバランス、行動と意識の融合、集中の深まり、コントロール感、自己意識の消失、時間間隔の変化、活動そのものが楽しいという感覚、が生じます。やりたいことリスト(30)とやりたくないことリスト(30)を作成して行動選択に活用しよう。
自分のためでなく他者のために働くことが仕事を楽しむ最良策です。誰かのために働く「利他の精神」を得るコツは、自分の仕事が誰に役立つか考える、周囲の人をサポートする行動を増やす、感謝の言葉を意識する、結果よりプロセスを楽しむことです。自分が明るくふるまうことで、チームの心理的安全性を高めて楽しく成果を出せるでしょう。
3.人間関係の影響
心を許して何でも話ができる良い人間関係が、幸福度に影響します。利害関係のない心を許せる相手がいると、病気のリスクを下げ、脳の老化を遅らせ、寿命を伸ばす効果があります。
質の高い人間関係を作る6ステップは、自分から心を開く、少人数の深い関係を大切にする、感謝を直接伝える、定期的に連絡を取る、心の内を共有する場を作る、相手をよく見て観察する、です。
自分が成長し、楽しく生きるため、誰と過ごすか考えましょう。一緒にいて、楽しい人、心地よい人、応援してくれる人と時間を増やしましょう。不愉快な人とは距離を取り、大切にしたい人との時間を増やすのです。まわりの人の長所を見つけ、相手を承認する言葉を使うように意識しましょう。
4.良い状態
「笑い」は、心と身体を健康にします。笑うことで、ストレス軽減、免疫力向上、痛みの軽減、心の安定、脳の活性化が、人間関係の改善が期待できます。
「睡眠」の質は、日中のパフォーマンスに影響します。朝日を浴びてリセットし、日中の軽い運動、夕食は3-4時間間に摂り、カフェインとアルコールは控えめに、入浴は1-2時間前に済ませ、静かで快適な睡眠環境を作りましょう。
やめるべきこと、ネガティブ情報の収集、マルチタスク、完璧主義、自己否定、誰かと比較する、孤立すること、過去や未来に悩まず今にフォーカスしましょう。
5.相手が求めている情報を優先する
「置かれた場所で咲く」「環境を整える」どちらでも結構です。「〇〇のせいで」「〇〇のおかげで」に変えましょう。「目に見えないもの」を信じましょう。人はいつか死ぬ、だからこそ今を楽しみましょう。
