限りある時間の使い方 / オリバー・バークマン（2022）

　私たちがこの世に誕生したのは、多くの偶然が重なった奇跡です。奇跡的に与えられた人生（4,000週間）を楽しみましょう。

限りある時間の使い方 / オリバー・バークマン（2022）

　私たちに与えられた時間は限られています。やりたいこと、やるべきことを全てやることはできません。数多くの選択肢の中から何をやるのか、何をやらないのか、注意深く選択しましょう。

　私たちの人生は、注意 / 関心を向けた事柄の総体です。現代は、人々のアテンション（注意、関心）に値段がつけられ、メディアやSNSが奪い合っています。この「アテンションエコノミー」に、貴重なリソースであるアテンションを奪われないように気を付けましょう。

　私たちの人生は、思い通りに進まないことに溢れています。この事実に向き合いながら、計画を立てて行動しましょう。物事が計画通りに進まなくても一喜一憂しないことです。日々の生活で感じる、小さな喜びを味わいながら、今を生きる幸福を実感して生きましょう。

　素晴らしい贈り物（4,000時間）を味わう方法

・人生の選択では、人間的な成長につながる方を選びましょう

・達成可能なタスクに集中しよう

・自分の強み、弱みに向き合い、選択しよう

・タイミングを待たずに、やりたいことを始めよう

・人生は、自分で切り開く道、目の前のことをやりましょう、次にすべきことをやりましょう　“Do the next right thing !”

　人生の有限性を受け入れ生きる方法

・やることリストを書き出し、上位10個だけに集中する

・一度に取り組むのは、ひとつに限定する

・失敗すること（やらないこと）を決める

・できなかったことよりできたことを意識する

・自分が 注意 / 関心 すべき対象を意識的に選択する（絞り込む）

・ありふれた日常（モノ）に注意を払い喜びを見出す

・人間関係に好奇心を取り入れる

・親切の反射神経を身につける

　もしも人生が永遠に続くとしたら、自分の命を貴重と思わないでしょう。有限だからこそ価値ある人生（4,000週間）を大切にしましょう。