仕事ができる人の当たり前 / 西野 亮(2024)

 仕事は、ゴールを明確にし、優先順位を決め効率的にタスクをこなし適切なタイミングでコミュニケーションを取ることです。仕事ができる人は、①責任を果たす、②信頼を獲得する、③責任範囲を拡大する、この上昇ループに乗っていきます。

仕事ができる人の当たり前 / 西原 亮(2024

  • 考え方

 時間は有限です。その使い道は徹底的に考えましょう。常に最短で目標を達成するため、「今、自分がすべきこと」考えて、最小の作業で、最大の成果を出しましょう。

仕事において分からないことを放置してはいけません。その都度、調べて理解しましょう。事実(客観的な根拠)に基づき、論理的に考え、答えを求めましょう。誰かに情報を伝える時は、客観的な事実と自分の主観を分けて考え伝えてください。

  • コミュニケーション

 誰かと議論する時は、最初に「言葉を定義」しましょう。あいまいな言葉(形容詞と副詞)を排除するのです。分かったふりをせず、聞いて、調べて、理解しよう。

上司には、自分の日々の行動にフィードバックを求めて、日々の行動を改善しよう。問題解決は、上司に答えを聞かずに「自分の考え」を伝えてみよう。

  • チームワーク

 悪いニュースほど、早く伝えましょう。早く対策を打ち、関係者の被害を最小化するためです。業務の目的やゴールを言語化することで、依頼元と確認しましょう。

 人に渡すべき仕事は、「がやった方が早い」という思いを断ち切り依頼しましょう。誰に、何を、どの段階で、どこまで依頼するか考えてうまく人を使いましょう。

  • To Do

 仕事は、上司や顧客とゴール(やるべきこと)を明確にしてからやりましょう。自分が「いつまでに」「何」を「誰」に提出するか決めるのです。

 ゴール達成までの手順を決めて、実行できる単位のTo Do に分解します。To Do の障害を予想して対策を打ちます。他者が絡む To Do は、すべて障害を伴います。全体に大きなインパクトを与える To Do にも注意しよう。

T o Do には、重要度と緊急度から優先順位をつけます。自分のスケジュールは、「いつ何がある」「いつ何をする」の2つ作成して、自分の作業や行動のスケジュールは厳守します。やる気が出ない時は、4分間だけやってみましょう。やる気は後からついてきます。デッドラインを設定して締め切り効果も活用しましょう。

  • 会議

 会議は、社内業務の約20%に達します。参加者が、会議の目的とゴールを共有することが重要です。会議の目的は、ネクストアクションを決めること、「誰が、何を、いつまでやるか」を参加者全員で握りましょう。ファシリテーターは、誰よりもフラットに会議の目的を追求して、ネクストアクションを決めるように導くのです。

6.ノート

仕事を加速する、思考を整理する、自分を成長させるためにノートを活用しよう。自分の活動を自分自身で振り返り日々改善することで、人は成長します。脳は、問題解決を考えることに集中させて、記憶の作業はノートに任せましょう。常に、So what?

  Why so? と考えましょう。

7.インプット

 読書は、目的を決めて読みましょう。自分の知見を高め、アウトプットし、自分の行動を変えることが大切です。読む前に仮説を立て、答え合わせのマインで読むと良いです。毎週1冊を読み、スライド3枚にまとめよう。

※)スライド要約方法:①書籍の要旨(テーマと主張・メッセージ)②具体的内容(各テーマの結論と根拠、③学び(仮説と本書のギャップ)

 読書を通じて、「何を学び、日々の業務や、自分の成長にどう活かすか」言語化するのです。

情報をインプットする時は、3つの問いかけが有効です。常に、「それは何?」「なぜそうなの?」「だから何なの?」と問い続けるのです。

重要なテーマは、1時間語れるぐらい、徹底的に調べよう。仕事は、「人を動かすこと」徹底的に調べた根拠を持って人を動かして行きましょう。

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