超マネーハック / 品田 一世(2023)
経済的な不安を解消しませんか? 日々「幸福」を感じながら億り人(資産運用で資産1億円を築いく人)になる秘訣を紹介しています。
いつのまにか億り人になれる超マネーハック / 品田 一世(2023)
・カナダ人から学びましょう
筆者が生活するカナダの人々は、価値観がはっきりしているそうです。自分自身が何を大切にするか、何に幸せを感じるかを明確にしているのです。子供は家庭でお金の教育を受け、中学・高校でも金融教育を行っています。マネーリテラシーを高めた上で、3つの幸福ホルモン(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン)を分泌するサイクルをつくっています。
心と体の健康であるセロトニン的幸福を土台に、つながりや愛のオキシトシン的幸福を固め、成功やお金というドーパミン的幸福を積み上げているのです。
・資産運用の土台作り
自分にとって何が幸せかはっきりさせましょう。人生に要ること要らないことが明確になり、無駄な支出が減少して、節約効果で貯金が増加します。貯金を資産運用することで、好循環が回ります。ただし、食費の削減など、心や体の健康に影響する過度な節約は、やめましょう。人とのつながりや信頼を失うような節約も控えましょう。家計に占める割合の大きな固定費(サブスク、通信費など)から見直しましょう。
・資産運用の最適解
現代は超低金利で、インフレーション、さらに円安の時代です。インフレ率を2%と仮定すると、銀行に預けた預貯金は、毎年2%価値が減少します。預貯金は、円安やインフレに弱いのです。この対抗手段が投資信託による資産運用です。
2023年現在、資産運用の最適解は、「低コストのネット証券で証券口座を開設し、広く分散された優良インデックスファンドを、毎月定額で積立投資(ドルコスト平均法)を継続する」ことです。
証券会社を比較すると店舗を持たないネット証券の方が運用コストも安価になります。プロが運用するアクティブファンドよりも市場指数に連動するインデックスファンドの方が手数料も安価になります。ドルコスト法は、毎月定額で購入するため、株価が下がると多く買えて、株価が上がると少なく買うので、高値掴みを防げます。時間軸の分散投資にもなります。この運用方法の最大のメリットは、精神的なストレスがないことです。株価が下がると「安く買えてうれしい」、株価が上がると「自分の資産価値が増えていてうれしい」、常にストレスなく資産形成できるのです。
・つみたてNISA
2024年1月新NISAがスタートします。つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円を合わせて、年間非課税枠は360万円になります。さらに、非課税保有限度額は、1800万円まで拡大します。政府から国民に、資産運用の最強ツールを手渡されたのです。
推奨する投資信託は、以下の通りです。(スカイにて一部修正)
・eMAXIS Slim 米国株式S&P500 (SBI証券、楽天証券)
・eMAXIS Slim 全世界株式 (SBI証券、楽天証券)
・SBI・V・全米株式インデックスファンド (SBI証券)
・楽天・全米国株式インデックスファンド (楽天証券)
・幸せな億り人を目指すハック
人生において大切なことをはっきりさせて、時間とお金を使う対象を明確にしましょう。
人間の脳は、一日最大35,000回決断しています。毎日の行動をできるだけ固定化して無駄な決断を避け、重要な局面でしっかり判断できる余裕を持ちましょう。朝型人間となり集中力が高まる朝の時間を有効活用しましょう。マインドフルネス(瞑想)は、ストレス軽減、睡眠の質向上に役立ちます。有酸素運動や筋トレ、脳と心と身体の健康に有効です。生活に取り入れましょう。将来の夢を描き、夢実現に必要な時間や自己投資(学習)の時間を確保しましょう。テレビの長時間視聴、見栄のための出費、使用しないサブスク、ギャンブルや宝くじ、支払いすぎの生命保険、などは捨てましょう。
・まとめ
資産形成は、特別な才能も努力も必要ありません。自分の価値観を明確にして、無駄な出費を減らし、長期・分散・低コストのインデックス投資をするだけです。心と体の健康、人とつながりに影響する過度な節約は控えましょう。将来の夢につながる時間や自己投資、子供の教育の機会は積極的に確保してください。
皆さんも資産形成に取り組み、経済的な不安のない人生、選択肢のある人生を手に入れて下さい。